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すきま風はどこから入る?窓まわり5か所と自分でできる探し方

すきま風はどこから入る?窓まわり5か所と自分でできる探し方

窓は閉まっている。鍵も掛けたはず。それなのに、カーテンがかすかに揺れる。頬に細い風が当たる。

この記事では、すきま風がどこから入ってくるのかを、窓まわりの5つの場所に分けて説明します。入り口が分かると、テープを貼る場所も、貼っても止まらない理由も判断できます。

作成者 倉持 悦子(株式会社感動ハウス 代表取締役) プロフィール

作成日 2026年10月12日 最終更新日 2026年10月12日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約8分

すきま風は、窓のどこから入ってきますか?

窓は開け閉めするための部品の集まりです。動く部分があるということは、そこに必ず合わせ目があります。合わせ目は、部品の精度や気密材の状態によってすき間になりえます。主な入り口は5か所です。

場所 どんな部分か 起きやすい状態
サッシの合わせ目2枚の窓が中央で重なる部分クレセント錠がゆるく密着していない
サッシと窓枠のすき間窓が枠に接する上下左右気密材が硬くなり押し当たらない
レールと戸車のまわり窓が滑って動く下の部分戸車の摩耗で窓が浮いている
窓枠と壁の取り合い窓を建物に取り付けた境目仕上げ材の収縮ですき間が見える
換気口・給気口意図的に開けてある穴フィルターの目詰まりや開放したまま

このうち上の3つは窓そのもの、4つ目は取り付け部分、5つ目はそもそも空気を通すために設けられた穴です。5つ目は塞いでよいものではないため、扱いが違います。

入り口は、どうやって探せばいいですか?

道具はいりません。空気の流れは目に見えませんが、軽いものを近づければ動きとして見えます。風の強い日や、外気温との差が大きい日のほうが分かりやすくなります。

クレセント錠の確認から、ティッシュでの探索、場所の記録、優先順位づけまでを4段階で示す図 図1 すきま風の入り口を探す4段階 STEP 1 鍵を確かめる クレセント錠を しっかり掛ける STEP 2 ティッシュを垂らす 窓の合わせ目に沿って ゆっくり動かす STEP 3 揺れた場所を記録 どの窓の どこかを書き留める STEP 4 広い範囲から手当て 揺れが大きい場所を 先に見る ティッシュが揺れる場所が、空気が動いている場所です。 風向きや室内外の温度差によって、見える日と見えにくい日があります。 出典:感動ハウスの現場での説明(2026年10月時点)

先に確かめるのは、クレセント錠

クレセント錠は防犯の部品と思われがちですが、2枚のサッシを引き寄せて重なりを密着させる役割も持っています。掛けていない、または掛かりがゆるい状態では、中央の合わせ目にすき間が残ります。費用がかからず、その場で確かめられる項目です。

ティッシュは、窓の縁に沿ってゆっくり動かす

ティッシュを1枚、指でつまんで垂らします。窓の上端から下端へ、次にサッシの合わせ目に沿って、ゆっくり動かします。揺れる場所があれば、そこで空気が動いています。複数の窓で試すと、どの窓がいちばん動くかも比べられます。

外の風が強い日に、もう一度やってみる

すきま風は、室内と外の気圧差によって起きます。風が強い日は、建物の風上側に空気が押し込まれる力が働きます。穏やかな日に揺れなかった場所が、風の強い日には揺れることがあります。逆に、風のない日でも揺れる場所は、気圧差以外の要因が重なっている可能性があります。一度で判断せず、条件を変えて2回見ると、入り口の見当がつきやすくなります。

テープでふさいだのに、まだ寒いのはなぜですか?

理由は2つ考えられます。1つは、空気がふさがれなかった別の場所へ回り込んでいること。もう1つは、感じている寒さがすきま風ではなく、窓が冷たいことによる冷気の下降だったことです。

すきま風による動く冷たさと、冷たい窓面から生まれる冷気の下降による冷たさを対比して示す図 図2 「動く冷たさ」と「動かない冷たさ」の違い すきま風(動く冷たさ) 冷気の下降(動かない冷たさ) 細い風として感じる カーテンが揺れる 風の強い日に強くなる ティッシュが動く 面として冷たい カーテンは揺れない 風がなくても起きる ティッシュは動かない テープで変わるのは左側だけです。右側は窓そのものの温度の問題です。 実際には両方が同時に起きていることもあります。 出典:感動ハウスの現場での説明(2026年10月時点)

カーテンが揺れないのに窓際が寒い場合は、すきま風ではなく窓面の冷たさが主な原因である可能性があります。この場合はすき間をふさいでも変化が小さく、窓際だけが寒い原因で説明している仕組みのほうが近くなります。

内窓を足すと、すきま風はどうなりますか?

既存の窓の内側にもう1つ窓を足すと、室内と外のあいだに閉じた空気の層ができます。外側の窓にすき間が残っていても、内側の窓が新しい仕切りになるため、室内まで届く空気の流れは弱まります。

対策 働きかけている場所 向いている状況
クレセント錠を掛け直すサッシどうしの重なりまず試す。費用ゼロ
隙間テープを貼る見つけた1か所のすき間入り口が特定できているとき
気密材(ゴム)の交換窓と枠が接する部分硬化・欠損が目で確認できるとき
内窓を足す室内と外のあいだ全体複数の場所から入っているとき
窓ごと交換する窓と取り付け部分の両方窓枠そのものが傷んでいるとき

上から順に、手をかける範囲と費用が大きくなります。すき間の入り口が1か所に絞れているなら、上の対策で足りることもあります。入り口が複数あって、どこを塞いでも別の場所から入ってくる場合は、仕切りそのものを足す方向のほうが判断しやすくなります。どの段階が合うかは、窓の状態を見てから相談させてください。

換気口は、ふさいでもいいのですか?

ふさがないでください。住宅には、室内の空気を入れ替えるために給気口が設けられています。ここを塞ぐと、空気の通り道が失われ、湿気がこもったり、換気設備が本来の働きをしなくなったりします。

冷たい空気が入ってくるのが気になる場合は、塞ぐのではなく、フィルターの掃除や、風が直接当たらない位置での運用を先に検討してください。判断に迷うときは、現地調査のときに設備の状況もあわせて確認しています。

給気口からの冷たさは、窓に手を入れても残る

給気口は外の空気をそのまま室内へ取り込む穴です。内窓を足しても、この穴から入る空気の温度は変わりません。窓の工事で変わるのは、窓を通じて出入りする熱と、窓のすき間から入る空気です。「窓に手を入れたのに、まだ冷たい空気を感じる」という場合、感じている場所が給気口の近くではないかを確かめてみてください。入り口が違えば、手当ての場所も変わります。

我が家のすきま風は、どのくらいの状態ですか?

下のチェックは診断ではなく、相談の前にご自宅の状況を整理するためのものです。当てはまる数が多いほど、窓そのものに手を入れる検討が向いています。

すきま風セルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個すきま風は限定的かもしれません。まずはクレセント錠の掛かり具合を確かめるところからで十分です。
2〜3個窓のどこかで空気が動いている可能性があります。ティッシュで入り口を探してみてください。
4〜6個窓の可動部分や気密材の状態が変わってきている可能性があります。テープで届く範囲を超えているかもしれません。

すきま風について、よくいただくご質問は?

現地調査のときに実際に伺うことの多い質問をまとめました。窓の状況はお住まいごとに違うため、最終的な判断は現地で窓の仕様を確認したうえで行っています。

すきま風は、窓を閉め切っていても入るものですか?
入ることがあります。窓は完全に密閉された箱ではなく、開け閉めするための可動部分があります。サッシとサッシが重なる部分、レールと戸車のまわり、窓枠と壁の取り合いなど、構造上すき間になりうる場所が複数あります。

隙間テープを貼れば止まりますか?
貼った場所のすき間は狭くなります。ただし、すきま風は最も抵抗の少ない経路へ回り込む性質があるため、一か所をふさぐと別の場所から入ってくることがあります。どこが入り口かを先に確かめてから貼るほうが、効果を判断しやすくなります。

クレセント錠を掛けると変わるというのは本当ですか?
変わることがあります。クレセント錠は防犯だけでなく、2枚のサッシを引き寄せて密着させる役割も持っています。掛けていない状態ではサッシどうしの重なりがゆるみ、すき間が広がります。まず確かめる価値のある、費用ゼロの確認項目です。

築年数が経つと、すきま風は増えますか?
増えることがあります。ゴム製の気密材は時間とともに硬くなり、押し当てる力が弱まります。戸車の摩耗や、建物そのもののわずかな動きが重なることもあります。ただし劣化の進み方は住宅ごとに違うため、年数だけでは判断できません。

相談したら、その場で契約を勧められませんか?
現地調査とお見積書の作成は無料で、出張費も基本的にいただいていません。お見積り後に突然ご自宅へ伺ったり、しつこくお電話をかけたりする営業活動は行っていません。

相談の前に、何を伝えればいいですか?

どの部屋の、どの窓で感じるか。それだけで話は進みます。ティッシュで揺れた場所を覚えていれば、さらに早く絞り込めます。原因が特定できていなくても構いません。

問い合わせから現地調査、見積り、契約、施工、引き渡しまでの流れを4段階で示す図 図3 相談から工事までの進み方 STEP 1 お問い合わせ 気になる部屋と 症状を伝える STEP 2 現地調査・お見積り 窓の寸法と仕様を確認 無料で作成 STEP 3 ご契約 デメリットも含めて 納得してから STEP 4 施工・引き渡し 養生してから作業 仕上がりを一緒に確認 現地調査とお見積書の作成は無料です。出張費も基本的にいただいていません。 工事の内容や範囲によって、現地調査から施工までの期間は変わります。 出典:感動ハウスの断熱リフォームの流れ(2026年10月時点)

感動ハウスは茨城県筑西市に本社を置き、つくば・土浦・宇都宮インターパークの3か所に展示場を構えています。対応エリアは茨城県と栃木県です。内窓の設置は1窓あたり約60分で、既存の窓の内側にもう1つ窓を足す内窓設置リフォームを行っています。

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