茨城の冬に家が寒いのはなぜ?雪の量とは別にある2つの視点
「茨城は雪もあまり降らないし、そこまで寒い地域ではない」。そう聞くことがあります。それなのに、冬の朝は布団から出るのがつらい。
この記事では、雪の量と住まいの寒さが別の話であること、そして茨城・栃木のような内陸の気候で窓が果たしている役割を整理します。
作成者 倉持 悦子(株式会社感動ハウス 代表取締役) プロフィール
作成日 2026年9月15日 最終更新日 2026年9月15日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約8分
雪が少ないのに、家の中が寒いのはなぜですか?
積雪量と室内の寒さは、別の指標だからです。住まいの寒さを決めるのは、外がどれだけ冷えるかと、その冷たさが室内へどれだけ伝わるかの2つです。雪が積もらない地域でも、朝の冷え込みが厳しければ後者が効いてきます。
内陸の気候は、寒暖差が大きくなりやすい
感動ハウスは茨城・栃木の住宅を長く見てきました。この地域は内陸型の気候で、夏は高温多湿、冬は乾燥して冷え込みが厳しくなるという特徴があります。寒暖差が大きい環境では、窓の断熱性能が住まいの快適性を大きく左右します。夏は日射をどう抑えるか、冬は熱をどう逃がさないか。同じ窓が、季節によって違う役割を持つことになります。
出典:地域の気候特性は感動ハウスの見解です(2026年9月時点)。具体的な気温は気象庁の観測値をご確認ください。
築年数の古い住宅ほど、窓が弱点になりやすい
以前の住宅では、ガラス1枚とアルミ枠の窓が標準的に使われていました。アルミは熱を伝えやすい素材のため、外の冷たさが室内側の枠まで伝わります。壁や床の断熱材を入れ替える工事に比べると、窓は壁を壊さずに手を入れられる部分でもあります。住みながら工事ができ、その日のうちに元の生活に戻れる点は、すでに住んでいる家に手を入れるうえでは大きな違いになります。
冬の家の寒さは、暮らしのどこに出てきますか?
多くの場合、まず特定の場所と時間帯に出てきます。朝の脱衣所、夜のリビングの窓際、暖房の届かない廊下。そして暖房費という形でも表れます。
01場所に出る|窓際・脱衣所・廊下・北側の部屋だけが冷える
02時間に出る|朝いちばんと、日が沈んでからがつらい
03お金に出る|暖房の設定温度が上がり、稼働時間が長くなる
04結露に出る|冬の朝、窓ガラスや窓枠が濡れている
暖房費の話は窓断熱リフォームで光熱費削減のコラムで、結露の話は窓の結露とカビ対策のコラムで扱っています。ここでは「窓がどう関わっているか」に絞って整理します。この4つのうち、どれが自分の家に当てはまるかを先に決めておくと、現地調査のときに話が早く進みます。
窓の断熱で、暮らしの何が変わりますか?
変わるのは、窓のそばの表面温度と、部屋の中の温度のばらつきです。室温計の数字そのものより、同じ室温で感じ方が変わるという形で出てきます。ただし効果の程度は、住宅の状況と工事の範囲によって変わります。
窓1か所から始める
もっとも小さく始める方法が、困っている窓に内窓を足すことです。今ついている窓の内側にもう一枚の窓を設置する工事で、壁を壊す必要がなく、1窓あたり約60分で設置できます。効き方を体感してから範囲を広げる、という進め方ができます。どの窓から手をつけるか迷う場合は、長い時間を過ごす部屋の、いちばん大きな窓から見ていくのが現実的です。
出典:施工時間は感動ハウスの自社公表値です(2026年9月時点)。窓の状況により変動します。
一部屋にまとめる
寝室や子ども部屋、リビングなど、長く過ごす部屋の窓をまとめて対象にする方法です。同じ部屋の窓を一度に変えると、その部屋の中の温度のばらつきが小さくなります。詳しくは一部屋断熱リフォームをご覧ください。寝室であれば就寝中の冷え、子ども部屋であれば勉強机まわりの冷えというように、同じ部屋でも困っている場面は家庭ごとに違います。どこで何をしているかを伝えていただくと、窓の優先順位を決めやすくなります。
家全体をまとめて考える
建て替えや大規模なリノベーションを検討している場合は、家全体の断熱をまとめて考える方法もあります。部屋ごとの温度差が小さくなるため、廊下や脱衣所といった暖房のない場所の冷え込みにも関わってきます。まるごと断熱リフォームに内容をまとめています。ただし範囲が大きくなるぶん、工期も費用も変わります。まず窓から始めて、必要に応じて広げるという順番でも構いません。
我が家の冬の寒さは、どのくらいですか?
下のチェックは診断ではなく、相談の前に状況を整理するためのものです。当てはまる数が多いほど、窓を含めた検討が向いています。
冬の住まいセルフチェック(6項目)
当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。
当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。
当てはまった数でみる読み取り方
| 当てはまる数 | 読み取り方 |
|---|---|
| 0〜1個 | 冬の寒さは限定的かもしれません。窓のガラスの枚数と枠の素材を確かめるところからで十分です。 |
| 2〜3個 | 窓が熱の出入り口になっている可能性があります。長く過ごす部屋の窓から順に状態を見てみてください。 |
| 4〜6個 | 家の中の温度のばらつきが暮らし方に影響している可能性があります。工事の範囲を含めた検討が向いています。 |
チェックが少なくても、相談はできます
このチェックは冬を中心に組み立てています。当てはまる項目が少なくても、夏の暑さや、外の音、結露が気になるなら、そちらを入口にご相談いただいて問題ありません。内窓は季節をまたいで関係する工事です。実際、夏の暑さをきっかけに相談され、冬の冷えもあわせて解決するという流れは珍しくありません。
先に決めておくと早い、4つのこと
現地調査の前に、次の4つを整理しておいていただけると話が早く進みます。どれも正確である必要はありません。窓の寸法や枚数が分からなくても、現地で採寸しながら一緒に整理できます。
01困っている部屋|どの部屋の、どの時間帯がつらいか
02窓のようす|ガラスは1枚か2枚か、枠は冷たいか
03いつまでに|今年の冬に間に合わせたいか、来年でもよいか
04範囲の希望|1か所から試したいか、まとめてやりたいか
茨城・栃木での断熱について、よくいただくご質問は?
現地調査のときに実際に伺うことの多い質問をまとめました。住宅の状況はお住まいごとに違うため、最終的な判断は現地で確認したうえで行っています。
雪が少ない地域なら、断熱はそこまで必要ないのでは?
積雪量と住まいの寒さは別の話です。雪が少なくても、朝の冷え込みが厳しければ室内の温度は下がります。判断の材料になるのは降雪量ではなく、その家の窓や壁がどれだけ熱を逃がすかです。
築何年くらいから、窓の断熱を考えたほうがよいですか?
年数そのものより、ついている窓の仕様で判断します。ガラスが1枚で枠がアルミなら、築年数にかかわらず熱の出入りは大きくなります。まずはご自宅の窓を見て、ガラスの枚数と枠の素材を確かめてみてください。
家全体をやらないと意味がありませんか?
そんなことはありません。長く過ごす部屋から順に進める方法もあります。感動ハウスでは一部屋だけの断熱リフォームと、家全体をまとめて行う工事の両方を用意しています。
茨城県内であれば、どこでも来てもらえますか?
感動ハウスは茨城県筑西市に本社があり、茨城県と栃木県を対応エリアとしています。つくば・土浦・宇都宮インターパークにも展示場があります。現地調査の日程は事前に調整させていただきます。
見積りだけをお願いすることはできますか?
できます。現地調査とお見積書の作成は無料で、出張費も基本的にいただいていません。お見積り後に突然ご自宅へ伺ったり、しつこくお電話をかけたりする営業活動は行っていません。
茨城で相談するとき、何を用意しておきますか?
気になる部屋の窓が、ガラス1枚か2枚か。枠を触ったときに冷たいかどうか。この2点が分かれば十分です。まずは30秒のチェックで、ご自宅の寒さと結露の傾向を確かめてみてください。
感動ハウスは2005年に設立し、茨城県筑西市に本社を置いています。つくば・土浦・宇都宮インターパークの3か所に展示場があり、対応エリアは茨城県と栃木県です。会社の成り立ちと考え方は感動ハウスの想いにまとめています。
30秒で、我が家の寒さ・結露の傾向を確かめる
質問に答えるだけで、窓まわりの状態を整理できます。個人情報の入力はありません。
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