内窓は地震で割れる?先に確認すべき3つのことと工事の範囲
内窓を入れると、窓が二重になる。ということは、地震のときに割れるガラスも倍になるのではないか。
この記事では、この不安について「何が分かっていて、何を確認すべきか」を整理します。性能の数値をこちらから断定することはしません。確認の仕方をお伝えするための記事です。
作成者 倉持 悦子(株式会社感動ハウス 代表取締役) プロフィール
作成日 2026年9月27日 最終更新日 2026年9月27日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約8分
内窓を入れると、ガラスの枚数は増えますか?
増えます。既存の窓を残したまま、室内側にもう一枚の窓を足す工事だからです。ただし「枚数が増える=危険が増える」と単純に決まるわけではありません。割れ方はガラスの種類によって違うためです。
言えること|工事の仕組み
内窓は既存の窓枠の内側に、新しい窓枠を固定して取り付けます。外側の窓には手を入れません。壁を壊す必要がなく、1窓あたり約60分で設置できます。ここまでは工事の仕組みの話であり、どの住宅でも変わりません。外側の窓の取り付け方も、いま付いている状態のまま残ります。
出典:施工時間は感動ハウスの自社公表値です(2026年9月時点)。窓の状況により変動します。
言えないこと|強度や割れ方の数値
ガラスがどの程度の力で割れるか、割れたときにどう砕けるか。これらは製品ごとに定められた仕様であり、メーカーが試験の条件とあわせて公表しています。当社が独自に測定したデータは持っていないため、数値をこちらから断定してお伝えすることはしていません。現地でカタログをお見せしながらご説明する形をとっています。「割れにくい」といった言い方でお伝えすることもしていません。公表されている条件と数値をそのままご覧いただくほうが確かです。
何を確認すればよいのですか?
3つあります。選ぶガラスの種類、既存の窓枠の状態、そしてその窓を避難経路にしているかどうかです。いずれも現地で確認できることです。
| 確認すること | 見るところ | 誰が答えるか |
|---|---|---|
| ガラスの種類 | 製品カタログの仕様欄 | メーカーの公表値 |
| 既存の窓枠の状態 | ゆがみ・傷み・建てつけ | 現地調査で確認 |
| 避難経路かどうか | その窓から外へ出られるか | お住まいの方の使い方 |
| 家具の配置 | 窓のそばに何を置いているか | お住まいの方の使い方 |
1つめはメーカーが公表している内容です。2つめは現地で見れば分かります。3つめと4つめは、お住まいの方にしか分からないことです。この3者が持っている情報を突き合わせて判断することになります。どれかひとつでも欠けると、判断の材料が足りなくなります。
既存の窓枠に傷みがあると、先に補修が要ることがあります
内窓は既存の窓枠に固定します。その枠にゆがみや傷みがあれば、取り付けの前に補修が必要になることがあります。感動ハウスの料金には、既存サッシのゆがみ調整が含まれています。どこまで手を入れる必要があるかは、現地で採寸するときにあわせて確認しています。
避難経路として使う窓かどうか
掃き出し窓を、いざというときの避難経路として考えている場合があります。内窓を入れると、開ける動作が二度になります。この点は工事をすれば必ず起きる変化です。対象にする窓を選び分ける、その窓は対象から外すといった判断もできます。感動ハウスでは、工事をしないほうがよいと考えたときは、その旨をそのままお伝えしています。考え方はデメリットも包み隠さない窓断熱提案にまとめています。
窓まわりで、ほかに見ておくことはありますか?
窓そのものより、そのまわりに置いているものです。背の高い家具、ガラス製の置き物、上に載せた荷物。これらは窓の仕様に関係なく、確認しておく価値があります。
窓のそばに何を置いているか
窓際に背の高い家具を置いていると、揺れたときに窓側へ倒れることがあります。これは内窓の有無に関係なく起きることです。内窓を検討するタイミングは、窓まわりの家具の配置を見直す機会でもあります。採寸のときに家具を動かすため、そのまま置き場所を考え直される方もいらっしゃいます。
建物そのものについて
窓の工事は、建物の構造に手を入れるものではありません。内窓を入れても、建物の耐震性能が上がることはありません。逆に、内窓を入れたことで下がることもありません。建物そのものの備えについては、窓の断熱とは別の話として考える必要があります。
我が家の場合、何を確認しますか?
下のチェックは診断ではなく、確認の抜けを防ぐためのものです。当てはまらない項目があるほど、先に確かめておくことが残っています。
内窓を検討する前のチェック(6項目)
当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。
当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。
当てはまった数でみる読み取り方
| 当てはまる数 | 読み取り方 |
|---|---|
| 0〜1個 | まずは対象にしたい窓を決めて、その窓の使い方を整理するところからです。 |
| 2〜3個 | 確認が進んでいます。残りを現地調査のときに一緒に見ていきましょう。 |
| 4〜6個 | 確認は整っています。あとはガラスの種類を選ぶ段階です。 |
分からないことは、そのまま聞いてください
ガラスの仕様は専門的な言葉が並ぶため、カタログを見ても判断しづらいところがあります。現地では、カタログをお見せしながらどの条件で測った数値なのかもあわせてご説明しています。分からないまま決めていただく必要はありません。その場で判断できなければ、持ち帰ってご検討いただいて構いません。
断熱を目的に選ぶ場合でも、同じことを確認します
地震のことが気にならない場合でも、ここで挙げた確認は同じように行います。既存の窓枠の状態は取り付けの可否に関わりますし、避難経路や家具の配置は日々の使い勝手にも関わるためです。感動ハウスでは、断熱を目的にご相談いただいた場合も、現地調査でこれらをあわせて見ています。ご相談のきっかけが何であっても、確認する項目そのものは変わりません。そのうえで、工事の内容と変わらない部分をお伝えしたうえで、ご納得いただいてから進めています。
内窓と地震について、よくいただくご質問は?
現地調査のときに実際に伺うことの多い質問をまとめました。製品ごとに仕様が違うため、性能に関わる部分はメーカーの公表値にもとづいてご説明しています。
内窓を入れると、地震のときに割れるガラスが増えませんか?
ガラスの枚数は増えます。実際にどう振る舞うかは、選んだガラスの種類と取り付けの状態によります。製品ごとの仕様はメーカーが公表しているため、現地でカタログをお見せしながらご説明しています。
割れにくいガラスはありますか?
ガラスには種類があり、割れ方の異なるものが用意されています。どの製品にどの種類が選べるかはメーカーによって違うため、仕様を確認したうえでご案内しています。当社から性能の数値を断定してお伝えすることはしていません。
内窓は落ちてきませんか?
内窓は既存の窓枠に固定して取り付けます。取り付けの方法は製品ごとに定められており、その手順にしたがって施工します。既存の窓枠に傷みがある場合は、先に補修が必要になることがあります。
避難のとき、窓が二重だと逃げにくくなりませんか?
開ける動作が二度になります。掃き出し窓を避難経路として考えている場合は、この点を含めてご相談ください。対象にする窓を選び分けるという判断もできます。
見積りだけをお願いすることはできますか?
できます。現地調査とお見積書の作成は無料で、出張費も基本的にいただいていません。お見積り後に突然ご自宅へ伺ったり、しつこくお電話をかけたりする営業活動は行っていません。
検討を進める前に、何から始めますか?
対象にしたい窓を決めて、その窓を何に使っているかを整理するところからです。避難経路として考えているか、そばに何を置いているか。この2つが分かれば、確認すべきことが見えてきます。
感動ハウスは茨城県筑西市に本社を置き、茨城県と栃木県を対応エリアとしています。現地調査とお見積書の作成は無料で、出張費も基本的にいただいていません。ご提案のときは、その工事で変わらない部分もあわせてお伝えしています。まずは窓の断熱で何がどのくらい変わるのかを、数字で見てみてください。
条件を選ぶだけで、光熱費の変化を試算する
地域・部屋の広さ・いまの窓の仕様などを選ぶと、ひと夏の冷房費の目安が分かります。個人情報の入力は不要です。
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