内窓の樹脂とアルミの違いは?枠から伝わる熱の2つの経路
「アルミサッシは寒い」と聞いて、ご自宅の窓枠を触ってみた。たしかに、冬の朝はひやりとする。
この記事では、窓枠の素材によって何が変わるのかを、熱の伝わり方という一点にしぼって説明します。ガラスの枚数の話とは別の軸なので、分けて考えると選び方が整理できます。
作成者 倉持 悦子(株式会社感動ハウス 代表取締役) プロフィール
作成日 2026年9月17日 最終更新日 2026年9月17日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約8分
窓枠の素材で、何が変わるのですか?
熱の伝わりやすさが変わります。金属は熱をよく伝える素材で、樹脂は伝えにくい素材です。外が冷たいとき、その冷たさが室内側の枠にどれだけ届くかが変わります。
触ってみると、いちばん分かりやすい
冬の朝、窓ガラスと窓枠を交互に触ってみてください。枠のほうが冷たく感じるなら、その枠は熱をよく伝えています。アルミの枠は、外の冷たさをそのまま室内側へ運んできます。この冷たい枠が、窓辺に立ったときの体感に関わってきます。ガラスばかりに目が向きがちですが、枠は面積こそ小さいものの、手や体が近づく場所にあります。
結露が枠に出るのも、同じ理由
冬の朝、ガラスではなくサッシの枠が濡れていることがあります。枠が冷えているため、そこで空気中の水分が水滴に変わります。枠にたまった水が下の部分にたまり、そのまま放っておくとカビの下地になることがあります。毎年おなじ場所が黒ずんでくるという場合は、その枠が冷えている証拠でもあります。結露の話は窓の結露とカビ対策のコラムで扱っています。ガラスは結露していないのに枠だけ濡れている、という状態は珍しくありません。
内窓を入れると、枠の組み合わせはどうなりますか?
外側は今のまま、内側に新しい枠が加わります。内窓に使われる製品の枠は樹脂が中心です。つまり、室内で日常的に触れる面が入れ替わることになります。
外の窓を交換する方法との違い
窓そのものを新しくする方法もあります。既存の枠の上から新しいサッシをかぶせるやり方と、枠ごと外して入れ替えるやり方です。前者は壁を壊さずに済み、後者は窓の大きさを変えられます。いずれも内窓より工事の範囲が大きくなり、外壁側にも手を入れることになります。工法ごとの違いは窓・サッシ・ガラスの性能比較ガイドにまとめています。
内窓が選ばれやすい理由
壁を壊す必要がなく、1窓あたり約60分で設置できるためです。住みながら工事ができ、外壁にも手を入れません。外側の窓を残すぶん、既存の窓の見た目や網戸もそのまま使えます。マンションのように窓の外側に手を入れにくい住まいでも、室内側だけで工事が完結する点は選ばれる理由になっています。工事の内容は内窓設置リフォームをご覧ください。
出典:施工時間は感動ハウスの自社公表値です(2026年9月時点)。窓の状況により変動します。
枠とガラス、どちらを優先して考えますか?
どちらか一方ではなく、両方で決まります。ただし内窓の場合、枠は製品として決まっており、選ぶ余地が大きいのはガラスのほうです。そのため、実際に検討するのはガラスの種類になります。
| 検討する項目 | 選べるか | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 内窓の枠の素材 | 製品として決まっている | 室内側に新しい枠が加わる |
| 内窓の枠の色 | 選べる | 室内の建具やサッシの色に合わせる |
| ガラスの枚数 | 選べる | 冬の冷えが主なら枚数が効いてくる |
| ガラスの種類 | 選べる | 夏の日射が主なら遮熱タイプを検討 |
冬の冷えが主な悩みなら断熱を重視した選び方に、夏の日射が主なら遮熱タイプを含めた選び方になります。同じ内窓でも、ガラスの選択で得意な季節が変わります。困っている季節と時間帯を先に決めておくと、現地での話が早く進みます。夏と冬の両方が気になる場合は、どちらをより優先したいかをお伝えいただくと選びやすくなります。
色の選び方で、部屋の見え方が変わる
枠の色は、性能とは別に、部屋の印象を左右します。既存の窓枠や建具と近い色にすれば、内窓が入っていることに気づきにくい仕上がりになります。感動ハウスにはインテリアコーディネーターが在籍しており、性能だけでなく空間の見え方まで含めてご提案しています。考え方は性能も、空間の美しさも妥協しない施工にまとめています。
我が家の窓枠は、どういう状態ですか?
下のチェックは診断ではなく、相談の前に状況を整理するためのものです。当てはまる数が多いほど、枠から伝わる冷たさが体感に関わっている可能性があります。
窓枠のセルフチェック(6項目)
当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。
当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。
当てはまった数でみる読み取り方
| 当てはまる数 | 読み取り方 |
|---|---|
| 0〜1個 | 枠からの冷えは限定的かもしれません。ガラスの枚数を確かめるところからで十分です。 |
| 2〜3個 | 枠が冷えの経路になっている可能性があります。ガラスと枠の両方を見ておくとよい状態です。 |
| 4〜6個 | 枠とガラスの両方から熱が動いている可能性があります。室内側に新しい面を作る方法を含めた検討が向いています。 |
チェックが少なくても、相談はできます
このチェックは冬の冷えを中心に組み立てています。当てはまる項目が少なくても、夏の暑さや外の音が気になるなら、そちらを入口にご相談いただいて問題ありません。窓枠の状態は、現地で採寸するときにこちらで確認します。事前に見ておく必要はありません。
カタログの数値は、どう読めばよいか
窓の性能はカタログに数値で載っています。ただし、その数値はガラスと枠を組み合わせた製品全体の値であることが多く、枠の素材だけを取り出して比べられるものではありません。また、測定の条件が決まっているため、実際の住まいでその通りの結果になるとはかぎりません。感動ハウスでは、現地でカタログをお見せしながら、どの条件で測った数値なのかもあわせてご説明しています。数値だけを並べるより、いま困っている場面がどう変わりそうかを話したほうが判断しやすいためです。
窓枠の素材について、よくいただくご質問は?
現地調査のときに実際に伺うことの多い質問をまとめました。製品ごとの仕様は各メーカーの公表値によるため、具体的な数値は現地でカタログをお見せしながらご説明しています。
内窓の枠は、選べるのですか?
内窓として設置される製品の枠は、樹脂が中心です。一方、いま付いている外側の窓の枠には、アルミが使われていることが多くあります。内窓を入れると、この2つが組み合わさった状態になります。
外側のアルミサッシは、そのままで大丈夫ですか?
外側の窓は残したまま、その内側に新しい窓を足すのが内窓の工事です。外側のアルミ枠は冷たいままですが、室内側には新しい枠と空気の層ができるため、室内で触れる面が変わります。
アルミのほうが丈夫だと聞きました。樹脂は弱くないですか?
素材の性質が違うため、単純にどちらが上とは言えません。内窓に使われる製品は、住宅用の窓として求められる強度を前提に作られています。気になる点は、製品ごとの仕様をご確認のうえご説明します。
枠の色は選べますか?
選べます。室内の建具やサッシの色に合わせることができます。感動ハウスにはインテリアコーディネーターが在籍しており、部屋の中でどう見えるかまで含めてご提案しています。
見積りだけをお願いすることはできますか?
できます。現地調査とお見積書の作成は無料で、出張費も基本的にいただいていません。お見積り後に突然ご自宅へ伺ったり、しつこくお電話をかけたりする営業活動は行っていません。
選ぶ前に、数字で確かめておきますか?
素材や仕様の話は、言葉だけでは比べにくいところがあります。一方、冷房費がどのくらい動きそうかは、条件を入れれば試算できます。まず数字を見てから、仕様の話に進むという順番もあります。試算に個人情報の入力は必要ありません。
感動ハウスは茨城県筑西市に本社を置き、茨城県と栃木県を対応エリアとしています。現地調査とお見積書の作成は無料で、出張費も基本的にいただいていません。窓の性能は製品ごとに決まっているため、数値のご説明はメーカーの公表値にもとづいて行っています。製品のカタログは現地にお持ちしますので、手元で見比べながら決めていただけます。
条件を選ぶだけで、冷房費の変化を試算する
地域・部屋の広さ・いまの窓の仕様などを選ぶと、ひと夏の冷房費の目安が分かります。個人情報の入力は不要です。
この記事に関連するページ
窓・サッシ・ガラスの性能比較ガイド/内窓設置リフォーム/性能も、空間の美しさも妥協しない施工/窓の結露とカビ対策のコラム
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